記事内に広告が含まれています。

『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』2巻 感想・レビュー

『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』レビュー アイキャッチ
画像出典:楽天市場

ジャンル
異世界ファンタジー・商売

著者
・原作
 霜月緋色
・漫画
 明地雫
・キャラクター原案
 いわさきたかし
レーベル
HJコミックス

『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』を読むならこちらから!

あらすじ

自宅が異世界に繋がっていることを利用して商売を始めたシロウは、現地の美人町長カレンに頼られ、王都冒険者ギルドの誘致に協力することになる。まずは冒険者の需要を知ろうと冒険者パーティと共に森に出掛けるが――!? 元社畜の青年が、万能スキル《等価交換》を使って大活躍するハッピー異世界スローライフ!!

コミックファイア公式Webサイト『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました 2』より

レビュー

総合評価:★★★☆☆

ストーリー

本巻では、主人公が冒険者のリアルなニーズを把握するため、実際に冒険者パーティーに同行することになります。
護衛依頼の形でついたのは、実力者である集団「蒼い閃光」。危険と隣り合わせの環境に身を置きながら、同行者としての視点で新たな価値を見出していく構成になっています。

物語の中盤では、現代日本のカップ麺やメロンパン、板チョコなどを提供し、異世界の人々に試食してもらうという展開があります。
ただし、どれも包装が現代そのものであるため、「さすがにそのまま出すのは浮くのでは?」と疑問が残る描写でもあります。

モンスターとの戦闘描写では、マーダーグリズリー(熊型の魔物)に対して機体用スプレーを噴射するという、いかにも現代アイテムらしい対処法が登場。
一方で、直前に風下から現れたため気配を感じ取れなかったという描写があっただけに、「スプレーで自爆しないのか?」とツッコミたくなるような部分もあり、細かい粗さが気になる場面でもありました。

イラスト

女性キャラクターは可愛らしく描かれており、表情の魅力なども含めて見どころの一つにはなっています。ただし、全体的に安定感があるというほどではなく、場面によって描写の精度にばらつきが感じられるのが正直なところです。

特に男性キャラクターでは、顔立ちやパーツのバランスが崩れて見える場面が散見され、アクションシーンや斜め構図ではその違和感が際立つことも。
また、肉体描写に関しては男女問わず違和感のあるプロポーションやポージングが見られ、全体的に絵の完成度にはムラがある印象を受けました。

見どころ

冒険者との同行によって、異世界社会の実情や冒険者視点のリアルが少しずつ描かれていく点は良い方向性。

カップ麺やおにぎりなど、読者に馴染みのあるアイテムがどんなリアクションを引き出すかを見るのは、なろう系らしい楽しさがある。

感想

1巻に続き、「現代の便利グッズで異世界の生活を改善する」という構造は維持されており、物語の広がりや深みについてはまだ助走中といった印象。

冒険者パーティーとの交流や戦闘描写はテンプレ通りに進みますが、その中で「包装が異世界では浮くのでは?」「その立ち回りは自爆じゃない?」といった点がちらほら見受けられ、物語への没入感がやや損なわれる場面もありました。

また、従業員少女による告白シーンでは、「どういった意図があってこのような描写を取ったのだろう?」と疑問が残りました。

まとめ

2巻は、主人公がより実地的に異世界と関わっていく過程を描く「実践編」とも言える内容ですが、演出面では粗さも目立ちはじめてきました。

とはいえ、軽いノリでテンポよく読み進められる点は前巻同様で、「深く考えずに異世界×現代アイテムのやりとりを楽しみたい」という読者には相変わらずマッチします。

今後、よりキャラクター同士の関係性や商売の描写が深まってくるようであれば、評価も一段階上がる可能性はあると感じさせる巻でした。

『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』を読むならこちらから!

コメント